HOME > 書評目次 > 読書の記録 > ハリー・ポッターと炎のゴブレット

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

読み終わったばかりなので、忘れないうちに面白かった点を箇条書きにしておく。

◇3巻ではハリー・ロン対ハーマイオニーの喧嘩が持ち上がったが、今回はハリーとロンが初めて仲違い。あまり深刻化しないうちに仲直りができてホッとした。2人の仲直りの場に居合わせたハーマイオニーが泣き出してしまうところで私もホロッ。

◇そのハーマイオニーはハリーとロンのどちらとくっつくのだろうとずっと思っていたが、どうやら相手はロンになりそうな模様。ハリーは3巻からレイブンクロー寮のクウィディッチシーカー、チョウ・チャンしか目にないみたいだしな。(5巻でハリーが誰かに本格的に惚れるらしいという話をどこかで読んだが、相手はやっぱりチョウ・チャンなのか……?)しかしロンはハーマイオニーを可愛い女の子としてまだそれほど認識していない。そのくせ焼き餅だけはいっぱしに焼く。ロンの今後の成長ぶりに期待したい。

◇私のお気に入りスネイプ先生は、今回他の大物悪人に押されてあまり出番がなかった。しかし終盤でそのスネイプ先生の暗い過去が明らかにされ、4巻で先生ともお別れか……と思った。が、最後の最後で正義の味方的行動に出る。非常に屈折しているが、実はやっぱりいい人らしい。ホグワーツ校長のダンブルドア先生に命じられた新しい任務の内容が気になる。

◇2巻で善意からハリーをさんざん悩ませてくれた家エルフのドビーが再登場。再就職先がなんとホグワーツで、ハリーと時々会う機会にも恵まれてとても幸せそう。よかったよかった。ドビーが大好きなのは左右別の色柄の靴下だということも判明。

◇今回ホグワーツで開催された学校対抗行事でハリーは1位になるのだが、どうも自力で勝利しているようには見えない。特に最初と2番目の競技では、人の助けがなければ勝つどころか競技を最後まで遂行することも覚束なかった。ヒーローがこんな勝ち方していいのだろうか?それとも人に助けてもらえるのも実力のうち?……ともやもやしていたら、案の定勝たせてもらっていた勝負であった。そういう意味では何だか虚しい。

◇脱獄した後ハリーを何かと気にかけてくれるシリウス・ブラック。ハリーにもやっと親身に父親的役割を果たしてくれる人が現れて嬉しい。ダンブルドアも優しいが、校長として忙し過ぎてハリーにばかり構ってはいられないので。さらにシリウスもダンブルドアの命を受けて、元ホグワーツの仲間たちと連絡を取ることになる。そこに3巻で追放されてしまった人狼ルーピン先生も含まれているので、5巻でまた先生の登場を願いたいところ。

◇そのダンブルドアだが、ハリーが最後に事の顛末を語っている途中1度だけ妙な態度を示す(ペーパーバックの754ページ)。もはや母親の加護を受けていないハリーにヴォルデモアが触れることができたという話をしていると、一瞬だけダンブルドアの顔に勝利の表情がよぎるのだ。それが何なのか、4巻では明らかにされないが非常に気になる。実はダンブルドアも悪人でしたっていうオチじゃなかろうな。

◇新しく黒魔術防御科担当となった魔眼の持ち主ムーディー先生は、ルーピン先生に続いてハリーを贔屓してくれるいい先生だと思ったら、とんだ間違い。この方は正体が二転三転してびっくり。次の黒魔術防御科の先生は誰?

◇話が進むごとに1巻ごとのページ数がどんどん増しているハリー・ポッターシリーズ。1巻を映画化するのにもあれほどエピソードを省略したのに、以後どうやって映画を撮るのか、そっちもちょっと気になる。多分省略する部分が多過ぎて、(さらに)どんどんつまらなくなっていくのではないかと思うが。

取り敢えずこんなところ。4巻も相変わらずの面白さで、寝不足になってしまった。しかしこれは5巻も読まないとダメだな。でも5巻はまだペーパーバックが出てないので、ハードカバー本を買うべきかどうか迷っているところ。

アマゾン.jp へ: ハリー・ポッターと炎のゴブレットHarry Potter and the Goblet of Fire

原題: Harry Potter and the Goblet of Fire
著者: J. K. Rowling (ローリング)
出版年: 2000
日本語版
翻訳者: 松岡 佑子
出版社: 静山社

HOME > 書評目次 > 読書の記録 > ハリー・ポッターと炎のゴブレット
────────────────
(C) Hana 2003 ウィーン今昔物語