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燎火の日曜日 (Funkensonntag / Invocavit)

この日は四旬節最初の日曜日であるが、地方(特にチロル、フォアアールベルク州などの西オーストリア)によっては謝肉祭の最終日でもある。そういった地方では祭りの雰囲気は最高潮に達し、暗闇が迫ってくると大きなかがり火が焚かれる。この火の中央には中に火薬をこめられた魔女の人形が置かれ、火が勢いを増すと共に派手な爆発が起きる。この爆発が冬を吹き飛ばしてくれるとも信じられているのである。(魔女の写真はこちら。)

これが(西)オーストリアやリヒテンシュタインで “Funkensonntag(直訳:火花の日曜日)” と呼ばれるいわれである。(小学館の独和大辞典や他の関連サイトにも “Funkensonntag” の日本語訳は載っていなかったため、私はこれを『燎火の日曜日』と訳してみた。しかしもしかしたらきちんとした訳語が他にあるのかもしれない。)

このかがり火行事の由来は不明であるが、古くは11世紀頃から催されてきたことが文書に言及されている。またこのかがり火が元で火事が起きることも珍しくなかったようで、時にはかがり火が禁止されることもあった。


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(C) Hana 2003